Stravinsky パストラール/組曲「兵士の物語」/ クラリネットのための3つの小品/
ピカソのために/おどけた歌/ 猫の子守歌/ブルレスケ「きつね」/バリモントによる2つの詩/
日本の3つの抒情詩/ロシア風スケルツォ(ロバート・クラフト)
Stravinsky
パストラール(田園曲)
組曲「兵士の物語」
器楽アンサンブル(1995年)
クラリネットのための3つの小品
ピカソのために
チャールズ・ナイディック(cl)(1999年)
おどけた歌(プリバウトキ)
猫の子守歌
キャサリン・チーシンスキ(ms)/聖ルカ管弦楽団(1992年)
ブルレスケ「きつね」
男声4人/器楽アンサンブル(2005年)
バリモントによる2つの詩/日本の3つの抒情詩
スーザン・ナルッキ(s)/20世紀古典アンサンブル(1997年)
ロシア風スケルツォ(1944年オリジナル・ジャズ・バンド版)
聖ルカ管弦楽団(1991年)
ヴォルガの舟歌(管楽器用編曲)
フィルハーモニア管弦楽団/2001年)
ロバート・クラフト
NAXOS 8.557505
幾度聴いたのかわからぬほどのお気に入りの一枚。Robert Craft(1923ー2015亜米利加)は同時代音楽の紹介と普及に人生を掛けた人、要らぬ情感や解釈を交えず楽譜の正確な表現を心掛けて潔い感じ。これはNAXOSオリジナル録音に非ず、他の音源の買い取りなんだそう。
ノンビリと神妙な「パストラール」はヴァイオリンと4種の木管のための編曲版。(3:18)
「兵士の物語」は台詞の入らぬ組曲版、v/cl/tp/tb/fg/cb+打楽器の7人編成。素っ頓狂に妙に乾いたユーモアを感じさせてノリノリ。起承転結のないエピソード連続、これも大好きな作品。奏者は腕利きを揃えております。
The Soldier's March(1:30)Music from Scene 1(2:33)Music from Scene 2, "Pastorale"(2:46) The Royal March, "Pasadoble"(2:34)Little March(2:54)Dances: No. 1. Tango. No. 2. Waltz. No. 3. Ragtime(6:06)The Devil's Dance(1:19)Petit / Grand Chorale(2:38)Triumphal March of the Devil(2:11)
Charles Neidich(1953ー亜米利加)は著名なクラリネット奏者、「3つの小品」は
「Sempre piano e molto tranquillo: quarter note = 52」露西亜民謡風暗く落ち着いた低音がつぶやきます。(1:48)
「quarter note = 168」楽譜には拍子記号と小節線がないそう(Wikiによる)演奏者には即興性が求められるとのこと。自由自在に破天荒な音型の羅列。(1:01)
「quarter note = 160」変拍子連続に素っ頓狂な躍動するクラリネット。(1:04)
「ピカソのために」この作品の経緯はわからないけれど、ピカソはStravinskyの作品の舞台美術衣装を多く手掛けておりました。ほんの短い、シンプルなモノローグ。(0:32)
「Pribaoutki」とはおどけた歌の意味だそう。露西亜語ですか?落ち着いた女声+弦4人+fl/ob/cl/fgのバック。題名とは違ってとっても不気味。「Kornilo(コルニーロおじさん)」(0:57)「Natashka(暖炉)」(0:26)「Polkovnik(The Colonel/連隊長)」(0:48)「Starets i zayats(The Old Man and the Hare/おじいさんとうさぎ)」(1:49)
「猫の子守唄」は女声と三本のクラリネットによる、ほんの短い作品。晦渋に非ず、妖しい静謐なつぶやきのような風情でした。 「Spi, kot (The Tom-Cat/部屋の中)」(0:47)「Kot na pechi(The Tom-Cat on the Stove/暖炉の上で)」(1:00)「Bay-bay(Bye-Byes/ねんね)」(1:10)「U kota, kota(O Tom-Cat, Tom-Ca/猫の飼い主)」(0:51)
「Renard(きつね)」をたしか初めて聴いたのはシャルル・デュトワ、まったく歯が立たなかった記憶もあったけれど、いまなら粗野なユーモラス一杯の賑やかな作品を堪能できます。男声三人+fl-1/ob-1cl-1/fg-1/hr-2/tp-1/ツィンバロンまたはピアノ/tp/打楽器奏者一人(シンバル、大太鼓、タンバリン2)/v-2/va-1/vc-1/cb-1の編成。「兵士の物語」に似た序奏からきつねに捕らえられた鶏が猫と山羊に助けられるという筋らしい。けっこうこれも粗野な勢いがあってとてもわかり易い。(17:32)
以下、管弦楽伴奏付きの女声歌曲。正直云って神妙な風情を味わっただけ。しっとりとした風情は感じ取れるもの。
「バリモントによる2つの詩」「Nezabudochka tsvetochek' (The Little Forget-Me-Not Flower)」(1:18)「Golub' (The Dove)」(1:50)
「日本の3つの抒情詩」1912−13年頃、当時のパリはジャポニズム・ブームだったんだそう。
「Akahito(山部赤人「我が背子に見せむと思ひし梅の花それとも見えず雪の降れれば」)」(0:49)
「Mazatsumi(源当純「谷風にとくる氷のひまごとにうち出づる浪や春の初花」)」(1:06)
「Tsaraiuki(紀貫之)「桜花さきにけらしなあしひきの山のかひより見ゆる白雲」」(1:52)
「ロシア風スケルツォ」はポール・ホワイトマンのジャズ・バンド版は翌年、1945年管弦楽版より軽快な愉悦に充ちて楽しい。(3:38)
「ヴォルガの舟歌」は誰でも知っている旋律、とっても大仰に、立派過ぎる皮肉っぽい編曲(1:20) (2026年5月9日)
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